忍者ブログ
焼き物に関すること及び全国の有名陶器について特長などの説明
[1]  [2]  [3]  [4]  [5]  [6]  [7
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

全国の陶器の中でも東北地方の焼き物は素朴でどこかしら土臭い印象のものが多いのですが、平清水焼は東北には珍しく洗練された色合いと独特な肌触りが特徴となっています。
平清水焼は山形県山形市平清水の大地主が、笠間焼の陶工である小野藤次平を招いて地元の土を使って陶器を焼かせたのが始まりと言われています。
江戸時代の後半からは伊藤藤十郎や渡辺五兵衛らにより、それまで粗陶器が中心だったところに磁器を焼くようになってきました。

美しい磁器の生産に成功した平清水焼は、白地に青色の絵付けをした皿や茶器、酒器など食器類を盛んに作るようになり、一時は数ある全国の陶器の中でも「焼き物と言えば有田か平清水」と言われるほどの称賛を浴びていました。
しかし時代が明治から大正に移るころには陶器が中心となり、火鉢やかめ、徳利などが焼かれるようになりました。
器の色も、透明感にあふれた白地から、鉄釉を主体にした茶色に変わっていきました。

さて平清水焼の特徴として挙げられるのは、何と言っても「梨青瓷(なしせいじ)」でしょう。
これは青緑色の器の表面に梨肌のような黄色の斑点が浮き上がっているもので、そのザラザラとした感触と、一般的な青磁とは異なった落ち着いた色合いが魅力となっています。
また梨青瓷と並んで平清水焼の特徴とされているのが「残雪」と呼ばれる釉薬です。
この残雪釉は平清水を代表する釉薬のひとつで、艶消しの白釉によるものです。
釉薬のかかり具合によって水墨画のようなきれいな濃淡があらわれることもあり、上品で端正な器の形をいっそうひきたててくれます。
雪国である山形県にふさわしいネーミングですよね。
PR
数ある全国の陶器の中から、ここでは東北の焼き物、小久慈焼を紹介したいと思います。
素朴な土臭さを残している小久慈焼は、江戸時代の後半に岩手県久慈市で開窯したと言われています。
当初は久慈焼と呼ばれていたのですが、良質な粘土がとれる小久慈に窯を移してから小久慈焼と呼ばれるようになったそうです。

小久慈焼は、そのしぶみと素朴さを持つ釉薬が認められて、八戸藩の御用窯を務めていました。
しかし時代は流れ、明治時代に八戸藩からの援助もとだえてしまうと、藩窯から民窯へとその形を変えて行ったのです。

小久慈焼の印象として言えることは、有田焼や久谷焼のような装飾品としての華やかさはありませんが、素朴で温かみのある焼き物であるということです。
地元の久慈周辺から出土する久慈粘土や、小久慈白土などの陶土を生かして作られた焼き物は、まるで東北女性の肌のように白っぽい土味を見せてくれます。
小久慈焼は伝統的なろくろ成形でひとつひとつ手作りで、鉄釉や飴釉などの茶色の釉薬と、もみ殻の灰を利用した糠白釉(こうはくゆう)と呼ばれる乳白色の釉薬が施されます。
どっしりとした厚手の器に趣のある釉薬がたっぷりとかけられたその姿は、朴訥とした東北人の気質をあらわしているようにも感じられます。
全国の陶器にはいろいろありますが、その印象も土地柄をあらわしているのですね。

また小久慈焼では主にほのぼのとした趣のある茶器や花器、酒器から、ぼってりとした量感のある片口やすり鉢といった日常雑貨が中心となっています。
人々の生活に密着した焼き物と言えるかもしれません。
全国の陶器には、地域によって素材や模様、形に特徴があって興味深いものですが、その焼き物の部分名を覚えることで、さらに興味がわくことと思います。
例えば全国の陶器市にでかけ展覧会などで器を観賞するときに、部分の名称がわからないと、係の人や一緒に行った仲間との話も要領を得なくなってしまいます。
そこで、ここでは茶碗を例にとって各部分の名称についてお話したいと思います。

まず口をつけるところを「口」もしくは「口縁(こうえん)」と言います。
外側は「胴」で底近くが「腰」、腰のすぐ下で底へ向かって曲がっているところが「高台脇(こうだいわき)」、底のでっぱりにくっついている部分が「高台際(こうだいぎわ)」です。
中のお茶が入る部分は「見込み」、底のお茶が溜まるところは「茶溜まり」です。
茶碗の下の部分には丸い底がついている場合が多いのですが、これは「高台」と言います。
ひっくり返して底部分の輪の中を「高台内(こうだいうち)」、高台の接地部分を「畳付き」と言います。
お抹茶をいただくお茶会などでは、茶碗を畳に置きますよね。
そのため茶碗の一番底にこの名前が付いたと言われています。
高台の模様などにそれぞれの焼き物の特徴があらわれていることも多いので、茶碗を手にとって各部分を眺めてどこの焼き物なのかを判別できるようになると、ベテランですね。

また茶碗だけでなく壺や瓶(かめ)にも各部分に名称があります。
上から口、頸、肩、胴、腰ときます。
物を入れておく部分が胴になるわけですが、その壺の形によって胴長のものもあれば、胴が短いものもあります。
皆さんは家庭の食器を選ぶとき、どんな点に注目して購入を決めていますか?
今や百円ショップでもお茶碗が買える時代ですが、数ある全国の陶器の中からこだわりの逸品を手に入れるべく、あちらこちらへと探し求める人もいることでしょう。
全国の陶器市などが開催されていれば、そちらへ出かけてみるのもお値打ちな掘り出し物と出会えるかもしれませんね。

さて、食器を選ぶときのいくつかのポイントをここで紹介したいと思います。
まず、おしゃれな雰囲気にこだわらず多目的に使えて飽きのこないシンプルなデザインのものから揃えることをおすすめします。
使い道も考え、熱いものを盛り付けるなら磁器よりは陶器、など用途に合わせて選ぶことも大切です。
始めは形や模様がシンプルなものを使い、しだいに趣の凝ったものを揃えていくことで、楽しみも増えていきます。
次に家族に合わせた器選びをすることです。
小さな子どもがいる家庭では、実用面を重視して選びたいですし、お年寄りには重い器は避けたいところです。
また、家族全員が同じ器でなくてもいいと思います。
大きさがほぼ揃っていて、それぞれに味わいがある器なら、わざわざ5客セットの器を買うより楽しい趣向になるでしょう。
実際に購入するときには、ぜひ両手でその器を持って重みや硬さ、手ざわりの良し悪しを感じてください。
裏返して見て、器の安定感も確認しましょう。

いい食器を選ぶには、焼き物を好きになり、それぞれの特色を知った上でたくさんの器を見て回り、目を養うことです。
和食器の専門店を回って情報収集したり、趣味の合う仲間と陶器市に出かけたりして、楽しく器選びをしてください。
全国の陶器にはいろいろなものがありますが、有名なものであれば、誰でもその名前を聞いたことがあるでしょう。
それぞれの特徴は知らなくても、これらの焼き物が何で出来ているのかは大体予想がつくと思います。
そうです、焼き物は土を原料として作られています。

焼き物の原料となる土には、粘土と陶石があり、粘土は陶器を作るために使われ、陶石は磁器を作るための原料となります。
●粘土
粘土は陶器をつくるための陶土に使われます。
しかし粘土はそれだけで作ると、乾かしたり焼いたりするときに大きく収縮してひび割れたりゆがんでしまうことが多くあります。
それらの欠点を補うために、珪石(けいせき)と長石(ちょうせき)を混ぜて使います。
珪石は土の粘り気を調整する役割を持ち、長石は1000度以上の高温で周囲の成分を溶かしてガラスを作ります。
●陶石
陶石は磁器を作るための磁土の原料となります。
主成分は珪酸(けいさん)で、これは白磁鉱と呼ばれる石英粗面岩(せきえいそめんがん)を微粒子状態にまで砕いた白い粉状のものです。
しかし主成分である珪酸が、成形した形を維持する性質を邪魔してしまうため、これに良質の粘土を混ぜて使います。
ただ、数ある全国の陶器・磁器の中には、粘土を混ぜなくても磁器の原料として適しているものもあり、それが熊本県の天草石です。

また、焼き物全般を広い意味で陶器と呼ぶのと同じように、焼き物作り用に調整した土のことを単に粘土と呼ぶこともあります。
最新記事
バーコード
ブログ内検索
最古記事

忍者ブログ[PR]